2017年
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今年読んだ本。
- 意識に直接与えられたものについての試論
 - 生命、エネルギー、進化
 - すばらしい新世界
 - 島
 - 科学と神
 - 人間機械論
 - エントロピー再考
 - エレホン
 - 熱学思想の史的展開
 - 言葉使い師
 - 私たちは生きているのか?
 - 時間の非実在性
 - 読書について
 - 未来のイヴ
 - 進化論の射程
 - 文化進化論
 - 人はなぜ物語を求めるのか
 - GA JAPAN 145
 - 暴力と社会秩序
 - ディザインズ
 - ビットコインとブロックチェーンの思想
 - サピエンス全史
 - 情報社会の〈哲学〉
 - ゲンロン0
 - 科学とモデル
 - 時の概念とエントロピーならびにプロバビリティ
 - 思考の体系学
 - 19世紀パリ時間旅行
 - ダマシ×ダマシ
 - ラインズ
 - あなたの人生の物語
 - 人間はなぜ歌うのか?
 - 人間の未来
 - 集合論入門
 - 現代数学入門
 - ネーターの定理
 - ハイブリッド・リーディング
 - 恣意性の神話
 - ゲーデル
 - 幼年期の終り
 - 技術の道徳化
 - 都市と星
 - 人間の経済
 - 青白く輝く月を見たか?
 - 意識と本質
 - ゲンロン5
 - イメージの自然史
 - 胎児の世界
 - リズムの本質について
 - 生命に部分はない
 - 「ものづくり」の科学史
 - 善悪の彼岸
 - マッハとニーチェ
 - 何を構造主義として認めるか
 - 職業としての学問
 - 神話と科学
 - 社会思想の歴史
 - 時間の比較社会学
 - 現代社会の理論
 - 共同体の基礎理論
 - プロトコル
 - 実在への殺到
 - 擬
 - 食人の形而上学
 - 建築における「日本的なもの」
 - 改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』
 - 身体のリアル
 - 借りの哲学
 - 日本の思想
 - ピアノを弾く哲学者
 - ペガサスの解は虚栄か?
 - 政治的なものの概念
 - 組織の限界
 - 語るボルヘス
 - 民主主義の内なる敵
 - 多層的な類人猿
 - 一四一七年、その一冊がすべてを変えた
 - 日本の人類学
 - 都市と野生の思考
 - 遊びと人間
 - ユートピア
 - 脳の意識 機械の意識
 - 日本問答
 - 江戸の想像力
 - 演劇とは何か
 - 宇宙際Teichmüller理論
 - 天文の世界史
 - 日本人とリズム感
 - 圏論
 - 死刑 その哲学的考察
 - コミュニケーション学講義
 - 考える/分類する
 
今年観た映画。
列挙してみると、一年前は遥か以前のことに感じる。
判断基準の更新が滞ればあっという間に感じられるし、
                    判断基準の更新が著しければ長い時間に感じられるのか。
                    近代的な絶対時間との比較でしかないが、判断基準が
                    壊死しかけていないかの目安にはなるかもしれない。
                    年齢との相関はやはり多少はあるのだろう。
今年は仮想通貨とスマートスピーカが流行った。
                    これらはアナログなメディアとして「常識」になるのか、
                    一過性のデジタルなメッセージとして流れ去るのか。
                    将棋や囲碁では、AIの手に対する理由付けが頻繁に
                    行われるようになり、定石という「常識」へのAIの
                    影響は、もはや無視しできなくなったように感じる。
こういったことを、かつて通貨や言語が辿ったのと
                    同じような、デジタルがアナログになる過程として
                    振り返るのも面白いのではないかと思う。
                    それはつまり、人間の判断基準が更新された足跡を
                    みるということだ。
                    一年後の人間はどれだけ変化しているだろうか。