読解力


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AI研究者が問う ロボットは文章を読めない  では子どもたちは「読めて」いるのか?

この記事はよく本質を突いていると思う。

「東ロボくんが問題を解く画面。ひたすら記号が並ぶ」
という画像に論理記号のようなものが大量に並んでいるが、 これこそ、correctな在り方を目指した判断機構であり、 そこに投機的短絡の割り込む余地などない。

AIが不得意なのは、というかその仕組みが入っていないから もしできてしまったらバグでしかないが、この投機的短絡の 部分であり、おそらくはrightnessの判断、つまりはconsensus に関わっている。

correctnessの確定を先行させるというのは非常に効率が悪く、 場合によっては解に至らない。
それよりも、一旦rightnessに基づいて短絡させた後でcorrectness をチェックするのが妥当であり、そのcorrectnessのチェックすら、 rightnessによって打ち切る。
そうして、常に一時的に解を設定するのが、投機的短絡に基づく 判断機構の在り方なのではないかと思う。
correctnessには絶対的な判断があり得ても、rightnessには絶対的 な判断があり得ないことから投機性が生まれ、それ故に判断は常に 一時的なものにしかならないのだろう。

最後の方で、「読める」の話から、矛盾を見抜いたり妥当性の 話に移行しているところには、上記の判断における前段から後段 への移行という隔たりがあるように思われるが、短絡の部分だけで なく、correctnessのチェックまでを含めて「読める」と表現して いるのだろうか。
correctnessのチェックについてはAIが得意とする領域であるから 切り分けた方がよい気もするが、rightnessによる打ち切りを考慮 すると、そうでもないということなのかもしれない。