生命のチューリングテスト
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ロシアの電波望遠鏡で、波長2.7cm、強度750mJyの信号を受信し、
地球外の文明からのものかは定かではないものの、調査に値する、
ということのようだ。
地球外生命体が存在するかという問題に答えるには、生命とは何か
という問題を先に解決しなければならない。
それは、人工知能を生命とみなすかという問題にも通じるが、
秩序立てることが生きることなのだとすれば、人工知能であれ、
遠い天体からの信号であれ、そこに生命を見出すことは可能である。
そもそも、情報の海から、意味付けや理由付けによってあらゆる概念を
象っているのだとすれば、生命もまた、そういった抽象過程において
生じるものであり、人工知能に生命は宿るのか、あるいは地球外生命体は
存在するのか、といった問題は、人間の無意識や意識に委ねられている。
生命のチューリングテストは、究極的にはコンセンサスに基づくしかない。
それは、現実というものの在り方の基本である。