UK referendum


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イギリスのEU脱退の国民投票がまさに開票中だ。
BBCの速報によれば、12時過ぎの時点で  LEAVE: 10,303,991  REMAIN: 9,870,102 でLEAVEがやや優勢である。

ニュースでは残留REMAINになってくれればと 願う各国政府のコメントを山ほど紹介しており、 市場もものすごい速さで一喜一憂している。

結果はあと数時間で判明するだろうが、 いずれにせよ、五分五分という状況まできている 状況自体が、もはやEUへの期待感の無さを示している。
もはや延命治療に入っているということに変わりはない。
もちろん、EUに限らず、資本主義あるいは国民国家という 枠組み自体の限界を示している可能性もある。

イギリス国民、特に若い世代は、EUに残ることが インターナショナルだと考えているのだろうか。
透明人間の存在を前提しない限り、不透明人間という呼称が 不要なのと同じことなのではないか。

今月上旬のスイスでのベーシックインカムの一件に続いて、 大きなテーマの国民投票が連続した。

一抜けする集団はどこから出てくるだろうか。

p.s.
そういえば、こういうときの市場では概ね円高が進む。
それは、

どちらかというと、人工知能の普及が先行し、失業対策問題に にっちもさっちも行かなくなった結果としてベーシックインカムが 導入されるイメージの方が強い。
An At a NOA 2016-02-01 “ベーシックインカム

というような日本のイメージを、およそ世界中の人が共通して もっているということの証左なのかもしれない。
つまり、日本はthe last nationだと思われているわけである。

開票速報のサイトでは、  ・BBCはLEAVEが左、青色でREMAINが右、黄色  ・NHKは残留が上、青色で離脱が下、赤色  ・ロイターはREMAINが左、青色でLEAVEが右、灰色 配置や色づかいに思惑が見て取れて面白い。
一番中立っぽく感じられるのはBBCだろうか。

12:40過ぎにBBCが離脱で確定を報道したようだ。
ベーシックインカムは動かなかったがこちらは動いた。
一抜けに一歩近づいたか。