アウフヘーベン
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愛するときに立ち止まってしまうようであれば、
あらゆる愛は固定化をもたらす重荷となる。
私たちが愛するのは、いつも過去においてであり、 情熱は、まず記憶に固有の病いなのである。
ジル・ドゥルーズ「カフカ、セリーヌ、ポンジュの先駆者、ジャン=ジャック・ルソー」
「ドゥルーズ・コレクションⅠ」p.245
変化することのないこちら側への統合は、
集団自体を壊死させるものであると同時に、
集団形成のレベルにおいては、その思想が
集団形成を瓦解させるものになる。
今ここの善が普遍/不変的であるという思想そのものが、 既に悪性を帯びつつある。
An At a NOA 2017-08-09 “昨日の善は今日の悪”
ヘーゲルの言うアウフヘーベンは、こちら側と あちら側の変化を伴う愛であり、
あちら側をあちら側のままに愛すること An At a NOA 2017-07-31 “愛が重い”
というのは、アウフヘーベンによって達成される
と言えるのかもしれない。