睡眠と発達障害
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この手の話はとても判断が難しい。
                    何をもって発達障害とみなすかという基準についてあまり詳しくないが、
                    基準が動く場合には当然「患者」とみなされる人数も変わるので、
                    そこに因果関係をみることにどれほどの意味があるのかは不明だ。
しかし、睡眠と発達障害にあえて因果関係を設定するとすれば、
                    判断機構の固定化不足が反映された結果という捉え方が
                    できるかもしれない。
                    SAIKAWA_Day11で書いたように、睡眠中に、夢として解釈される
                    データの反芻を行うことで試行回数を増やし、判断機構の整理整頓と
                    固定化が行われる。
                    意味付けの機構にとっては、固定化することが「よい」ことであり、
                    十分に固定化できていない状態が疾患とみなされるのはあり得るだろう。
秩序を秩序のままに取っておきたいという思いと、完全な固定化 という最大の挑戦の間で、生命は常に矛盾を抱えている。
An At a NOA 2016-08-09 “ホメオスタシス”
どのくらい固定化した方がよいかなんて、答えが出るわけがない。
                    その答えこそが固定化の一因である。