KAJALLA#1大人たるもの
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小林賢太郎演出のKAJALLA#1大人たるものを観てきた。
何だかいろいろ、集大成感があってよかった。
                    手法としては古典的だったり、これまでの舞台で
                    やられてきていたりするものなのかもしれないが、
                    その構成の仕方が芸術的に素晴らしい。
ある意味テクニカルな面も多く含んでいるのだろうが、
                    テクニカルであってテクニカルさを表に出さないという、
                    これが芸術の本質なのかもしれない、というものを観た気がする。
芸術でも何でもよいが、あるものをつくるという行為は、 その再現性を任意の範囲、任意の精度で確保する行為に 他ならない。
An At a NOA 2016-07-27 “VRのなかでのものづくり”
と書いた。
                    再現性の確保という、繰り返しを前提とした行為でありながら、
                    同時性と同地性によって一回性をも獲得した行為に対して、
                    「アウラ」をみるのかもしれない。
…というのは観劇も終わって飲んで帰ってきた後、家で振り返りながら
                    考えるのであって、観劇中はひたすらに笑った。
                    何も考えずに笑えること以上に、贅沢なこともないだろう。
                    今日はありがとうございました。