論理的思考の限界
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AlphaGo対Lee Se-dolの第2戦もAlphaGoの勝利だったようだ。
                    MIT technology reviewの記事
プロ棋士が見ても意味不明な手ばかりで、何故AlphaGoが勝てたのかわからない、
                    という状況のようだ。
                    残念ながら囲碁のセオリーに詳しくないのでどんなもんなのかはわからない。
                    もはや視覚体験と同レベルの数の囲碁対局をこなさないと人間に
                    勝ち目はないんじゃなかろうか。
                    何故その手がよい手なのか、論理的な理由をつけている時点で
                    勝敗は決している。
福笑いのゲームで、目と目が何センチ離れていて、そこからこの角度で
                    この位置に口を置くと顔に見える、みたいな解き方をして、
                    無意識に自然な並びがわかっている相手に何故勝てないのか
                    悩んでいるようなものだ。
                    これが人間の顔に限定されたゲームならまだしも、馬や鶏等、他の動物も
                    混じってきたら勝てるはずがない。
理屈なんて考えていたら追いつかない。
                    しかし、解空間の大きさに対して訓練データが少なすぎる。
                    人間が機械に勝てる分野で、最後まで残るのは五感くらいだろう。