世界フィギュア
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金曜土曜と二日連続で世界フィギュア@さいたまスーパーアリーナ。
                    男子フリーと女子フリーを見る。
今年は五輪シーズンだったこともあり、
                    引退宣言をしている選手が多く、この大会が見納めと
                    なる可能性が高い人がちらほら。
男子は引退予定の高橋がけがのため出場しなかったため、
                    日本人は羽生、町田、小塚の3人。
                    高橋が有終の美を飾る瞬間に立ち会えなかったのが心残りではあるが、
                    町田の予想を上回る大躍進と羽生の王者としての意地には
                    心を打つものがあった。
                    あと、ジェレミー・アボットの演技は集大成的な感じがあって
                    少しジンときた。
女子は浅田、鈴木の両選手が引退予定ということもあり、
                    このトップ2の演技がもう見られないと思うと
                    筆舌に尽くしがたい感情がこみ上げる。
                    ステップシークエンスで鼓動が早まるのを実感したのは
                    この二人とカロリーナ・コストナーだった。
思うに、スタンディング・オベーションとは感情の発露である。
演技が終わってよっこらせと立ち上がって拍手喝采というのは順序が逆で、
                    立ち上がらなければという使命感で立ち上がるのではない。
それこそステップシークエンスを踏んでいる最中にこみ上げてきた
                    衝動にかられるがままに立ち上がりたいところを、
                    礼儀をわきまえて演技の終了までは待った上で、
                    思わず立ち上がった後になって、この演技には立ち上がって敬意を
                    表すべきだったんだと自覚する行為、
                    それがスタンディング・オベーションである。
今大会、唯一スタンディング・オベーションを送ったのが浅田真央選手だった。
                    数々のジャンプを成功させたのはさすがだけど、
                    何より最高のステップシークエンスでした。
                    ありがとう。